弊社の経営企画部ではCSR報告書（企業によっては環境報告書）の発行もしている。
発行頻度は年１回
おそらくどの企業も同じだが、それまで１年の成果を報告している。大企業であれば財務情報も含めて統合報告書として発行している。
弊社では発行のたびに外部と接触のある現場部署（営業部門など）へ内容を説明し、外部と接触する際に積極的に報告と読者アンケート回収をしてもらっている。なんとノルマを課している。
めんどくさいんだよ。。。
営業部門にいた時から思っていたが、ノルマなんて課されたらたまったもんじゃない。もちろんこのご時世なので、報告させてくれと言えば聞いてはくれる。相手企業によっては良い営業ツールというか、話のネタにはなるのだが、主要顧客に対しては必須になっているので、この顧客には意味ないんだよなぁと思っていた。なんなら気心の知れた顧客担当者とは、適当に話して報告したことにしてたこともある。よくある。
売り上げに関係ないからCSR報告書なんていらねえよ とさえ思っていた。
最近はやれＳＤＧｓだ、環境だ、エコだということで弊社にも環境に配慮した製品が増えてきたのでその宣伝ツールに使えるのでまだいいのだが、それはここ数年の話。なんで仕事と関係ない話させるんだよって本気で思っていた。周囲も思っていて、経営企画への異動前に「CSR報告書発行止めてきてくれ。笑」なんて冗談半分で言われていた。
無いとそれはそれで
弊社、大企業ではないのでCSR的な活動は大したことはしていない。ネタがないので作る立場になって発行する大変さがよくわかる。コスパ悪すぎると思っていた。だが、よく考えると、大企業でないものの、中小でもない、そんな企業でも「CSR報告書を発行していない」っていう企業も少数派じゃないだろうか。無いとなると品格にもかかわるように思う。自分しらべだが「良い会社」と評判の会社には必ずある。直接仕事に関係なくとも、CSR報告書を発行している企業は、信頼感が増すようにも思う。新卒採用でも学生からの信頼度も増すのではないだろうか。見えないところで信頼感、格みたいなところで貢献できているのではないかと思う。特に今は環境、環境とうるさいので、CSR報告書の中身も環境がメインになっている。自社製品の宣伝効果も多少あると思う。
今は納得して作っている
そんなこんなでいろいろ考えたところ、異動してすぐはしぶしぶという感じでやっていたが、今はCSR報告書を作るその意味に納得ができていて、大変ながらもなんとかモチベーションを保ってやれている。
