小さいころから年に4回は風邪やインフルエンザに悩まされていたが、この5年ほど、風邪はほとんどひいていない。風邪をひきにくくくなった一番の理由と思われる「鼻うがい」をおすすめしたい。
鼻うがいとは
生理食塩を溶かしたお湯か水を鼻から入れ、口から出し、鼻腔内を洗浄することをいう。
インドの伝統医学アーユルヴェーダが起源とされるそうだが、それはよく知らない。
小林製薬のハナノアのCMで知っている人が多いのではないだろうか。
プールの水が鼻に入ったときのように痛くならないか心配に思うかもしれないが生理食塩を溶かしているので浸透圧の関係で痛くならない。
鼻うがいのやり方
まずはハナノアのような器具と液体セットの商品を買ってきてやるといいと思う。
鼻の片方の穴に器具をセットして、液体を入れ、口から出す。この時のポイントは、できるだけ口から出して、鼻をかむようにして出さないことだ。「鼻うがいのデメリット、注意点」でも書くが、圧力の関係で、耳や副鼻腔など違うほうに液体がいってしまう。
両方の鼻の穴を洗浄すれば鼻の中に残った水分をティッシュで”軽く”かんで完了だ。
私の鼻うがいのやり方
私は器具はハナノアを使っているが液体はハナノアはコスパが悪いので自分で作っている。
適当な口が広めのコップに自然塩小さじ半~1弱と50mlぐらいの熱湯と100mlぐらいの水を入れ液体を作る。自然塩で、少し熱めで、多めに作るのがポイントだ。
いきなり鼻洗浄はせず、1口目で歯をゆすぎ、2口目で喉をうがいし、それから鼻洗浄のためハナノアの器具をスポイトのように凹まして液体を吸い、鼻に入れている。右と左、ハナノアの器具1回ずつの量だ。最後に残った液体で喉をうがいし、ティッシュで軽く鼻をかんで完了だ。
毎朝と夜帰宅後の1日2回を日課としている。
鼻うがいのメリット
鼻うがいの効果を説明する前に、まずは風邪をひく理由について説明する必要がある。自論だが、風邪をひく理由のほとんどは口や鼻を触ることによるものだと思っている。粘膜に付着したウイルスに侵されていくから風邪をひく。特に鼻くそほじるのがやばい。鼻くそほじらなくてもほとんどの人は無意識に口や鼻周辺をたくさん触ってしまっているらしい。
鼻うがいをすれば、付着したウイルスによる浸食が本格的に始まる前に粘膜の表面を洗い流して、自分の免疫で何とかできるレベルの量までウイルスを減らせる。
要は風邪をひく原因をほとんど解消できるということだ。
鼻うがいのデメリット、注意点
鼻洗浄の際、耳や副鼻腔など違うほうに液体がいってしまうと数時間違和感が残り、場合によっては細菌感染したりするようだ。知人から、副鼻腔炎で入院したと聞いたことがある。もし1日立っても痛みが消えないようなら耳鼻科を受診することをおすすめする。違うほうに液体がいってしまうのは、鼻をかむことで起こりやすいので慣れないうちは軽くでも鼻をかむのは控えたほうがいいかもしれない。
おすすめグッズ
・鼻洗浄器具
まずはハナノアでいいだろう。お湯で作っているからか内部に水垢ができやすいのでこまめに洗おう。私は「ハナノアa」というのを使っている。うがいもするのでデカシャワーではないほうがいいだろう。
・自然塩
痛くないようにするだけなら普通の精製塩でいいが、自然塩を強くお勧めしたい。洗浄とうがいで多少飲み込むことになるので、精製塩だと身体への負担が心配だ。自然塩ならむしろミネラルの補給で身体にもいいと思っている。私は「海の精あらしお」3kgをAmazonで購入している。料理にも使うが1年ぐらい持つ。
・湯沸し器
少量沸かすだけだが早いほどいい。なんでもいいのだが、私はティファールの「アプレシアプラス0.8」を使っている。壊れにくいのでおすすめだ。